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心にダムはあるか

20070708114105
地元にある名所にはなかなか行かないものです。
かく言う自分も地元でありながら行ったことがありませんでした。
と言うことで、この度
黒部第四ダム、通称黒四ダムへ行ってきました。
長野側の大町温泉からトロリーバスに乗り一路ダムへ。
このトロリーバスはトンネルを通って行くんですが
そのトンネル(本来は物資輸送用)を掘る作業が黒部ダムが「難工事」と言われた一端です。
当時穴を掘って行くと「破砕帯」と呼ばれる岩石が粉々の地形が出現。
そのまま掘ればバラバラに崩れるばかりでトンネルは出来ない。
しかも岩の間からは冷たい地下水がガンガンわき出て来る始末。
誰もが工事をあきらめかけた…
しかし!人類の叡智を結集し、水を抜きながら7ヶ月かかって破砕帯を突破。
トロリーバスで通るとものの数秒の破砕帯ですが、そこには知恵と男達の汗の結晶が染み込んでいる…実にロマン。

で、ダムに到着。
その余りの大きさにムスカ様じゃなくとも「人がゴミのようだ!」と言いたくなります。
ダムは「村が沈んだ」「山を切り崩し自然破壊」というネガティブなイメージを持つ人が少なくないですが
この黒四ダムは生活の源になりつつあった電気も満足に供給されない時代、
人を遠ざけ続ける秘境の谷に電力と言う水脈を掘りに行くようなもの。
現地の石碑に刻まれた
「そこ(ダム)から電力が湧き出した…」
という一説に、単に電気が起きたという事以上の感動があったのじゃないかと思います。
今は湯水のように使う電気ですが、ここまで来るには「電気を作るための電気」を生み出した苦労がある
と、再認識した月破でした。

追記・ダムやその先の室堂には、日本人よりも外国人(アジア系、多分ほとんど中国、韓国人)
が多いと思うくらいいっぱいいました。
県の観光課とかも頑張ってるんですね。
  1. 2007/07/08(日) 11:33:47|
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