太陽と月の落ちる場所冷たいモノは毒か

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冷たいモノは毒か

ブルー×ジョミーもいいが
やはりキース×マツカだと思う（挨拶）

夏もボチボチ過ぎようとしてますが
まだまだ冷たいモノが美味しい季節です。
というか、冬でも強力な暖房がある現代では
オールシーズン冷たいモノが美味しいと言えるでしょう。

で、この冷たいモノですが
何となくのイメージどおり体には良くないようです。
人間の体は体温程度（３６℃ちょい）で正常に機能するため
冷たいモノを食べ過ぎると胃腸の調子が悪くなり
さらに冷たいモノは大体水分を多く含むので消化に悪く
結果として下痢になるわけです。
人間、腹の調子が悪いと全身にが調子悪くなるので
これは由々しき事態です。
ま、この辺は多くの人が経験的に分かってると思われます。

今回の問題はもう一つ。
冷たいモノは舌を麻痺させると言う事です。
例えば、アイスクリームはチープな感じのヤツでも実に美味いですが、
とけて生温くなったアイスクリームを美味しいと感じる人はごく少数だと思います。
同じく、キンキンに冷やした発泡酒なら飲める人も
室温くらいにぬるまるとダメダメだ、という人がほとんどのはずです。
つまりこれは、適当な材料で作った食べ物は冷やして舌を麻痺させないと食べられない（飲めない）と言う事。
まずいモノが体にいい訳もなく
やはり冷たくしないと食べられないモノは毒だ、と言われても仕方ありません。

実際日本以外の国（特にドイツとか）ではビールを冷やさないようです。
冷やすとせっかくのビール独特の苦みを味わえないから、だとか。
冷やさなくても美味いどっしりとした味を作っている、という事です。

散々槍玉に上げた冷たい食べ物ですが
裏を返せば
そんなに美味くないモノを美味しく食べる知恵である、とも言えます。
さらには四季があって夏は暑い日本という環境がそうさせるのではないかと思います。
冷やして食べるざるそば、そうめんは昔からありますし
スイカは水で冷やして食べる。
そして江戸時代から甘く味をつけた水を冷やして売る商売があったほど。
こう考えるとビールを冷やして飲むというのは
立派な日本文化だと言えるのではないでしょうか？

ま、冷たいモノが涼しさを演出して、美味しく感じるのは事実なので
食べ過ぎないように気をつけながら
「キンキンに冷えてやがるっ…！」
感覚を楽しみましょう。